Wednesday, September 26, 2007
「あるある」ネタ
僕はお笑いが好きなのでよく見るのだが、お笑いのなかで根強いものに「あるあるネタ」というものがある。これは、聞いている人がわかって「あるある!」とうなずけるような話をすることで笑いを誘うというものである。お笑い芸人でいうと、ふかわりょうとかヒロシとかつぶやきシローとかレギュラーとか(ちとブームが去った感のある人ばかりですが)これだけをネタにしている人も多いし、どのお笑い芸人のネタを見てもこの「あるある」の要素は入っている。くりぃむしちゅーの上田という芸人も例えるのがうまくてそれで笑いを取る事がよくあるが、これも万人が「あるある」と思えるような例えなのである。
これは上田さんではないけれど、前にこんな例えをしていた芸人がいた。たぶんダウンタウンの松ちゃんだったと思うが。
「お前、テンション低いなぁー、修学旅行の2日目の朝か!」
これなんかは「あるある」のいい例だと思う。修学旅行は大体の人が経験しているものだし、1日目に夜更かしして騒いで、2日目の朝、みんな死んだように眠そうな顔をしている・・・というような光景さえも浮かんでくる。これは万人が分かることで、しかも「テンションが低い」と言ってもどのくらい低いのか、どんなふうに低いのか、いろいろと細かい差はあるが、それをドンピシャで例えていることで笑いになっているんだろうと思う。島田紳助は他の人のお笑いを研究して、セオリーを考え出したと言っていたが確かにそいういうものは存在すると思う。
ものまねだってそうだ。いまだにゴールデンタイムでスペシャルをやったりするが、「似てる」というのも「あるある」の1つであろう。
この「あるある」は教える事においても重要だと僕は思う。例えば、英語が話せる人はネイティブを含めて、世の中に無数にいるだろう。ただし、自分でわかることとそれを誰かに教えて理解してもらえることは違う。例えば、ネイティブスピーカーに「なんで今の僕の文は間違いなんですか?」と聞いても「それは不自然だからさ」としか説明されなかったりする。これでは、「あーわかった!」という「あるある」的満足感や理解は得られない。
相手に理解してもらえるためには、相手にもわかるような、理想的に言えば、万人が理解できるような例えをするべきなのである。これが実は教える事の極意なのではないかとも思うことがある。教科書に載っている言葉はひどく学問的で、頭でっかちの人が考えた言葉であるため、説明もちんぷんかんぷんである。特に英語の教科書はひどい。「不定詞の名詞的用法」。ひどい、政治家の説明よりもあいまいでわからなすぎる。こんなの理解しろったって無理である。
例えば英語の文でShe is a beautifully personというと間違いであるが、これが何が間違いか、ということを聞かれて「あーこれは不自然だから。beautifulを使うって決まっているんだよ」では、理解度はゼロに近いだろう。「beautifulもbeautifullyもほとんど違わないのになんで不自然なの?」とでも聞かれることだろう。
「beautifullyは副詞でbeautifulは形容詞で、この場合はpersonという名詞を説明するのは形容詞だからbeautifulなんだよ」という説明は、形容詞、副詞、名詞という用語をきっちりと理解している人には有効である。知っていれば「あーなるほど」という「あるある」感を味わってもらえる。
そうでもない場合は、もっとわかりやすい例で教えるほうがいい。例えば、
「日本語で考えてみると、例えば、これは美しく花です、はかなりおかしく聞こえるでしょ?正しくは、これは美しい花です、で美しいと美しくでは一文字しか違わないけど、ネイティブが聞くとこれだけおかしい感じになるんだよ。後ろにどんな言葉が来るかによって、日本語でも「美しく」とか「美しい」とか語尾を変えるけど、それは英語でも同じなんだ」
というぐらいの説明をするべきだろう。
この言い換え、例えは、もちろんその人によって一番わかりやすいものでなければいけない。その人の趣味とか好きな物の世界で例えたりしてもわかりやすいものである。そのためにはいろいろな世界のことを知っておいた方がいいだろうし、なかなか教えるということは奥が深い。教科書を読むのは教えることではないし、自分が完璧に理解していることより、それを伝える術を持つことのほうが教えるときには重要なわけである。もし、自分のお子さんに勉強を教えているというお父さん、お母さんがいたら、何かに例えて教えてあげてみることをおすすめする。それも子供さんの好きな世界の例えで。そうすると子供さんとの距離も近づくし、子供の世界を理解することで若々しくいられるし、いいことばかりだと思う。
これからもよりよい教え方を目指して頑張っていこうと決意を新たにするとともに僕はトータルテンボスとキングオブコメディが好き、という余談で今回は閉店ガラガラにすることにする。
これは上田さんではないけれど、前にこんな例えをしていた芸人がいた。たぶんダウンタウンの松ちゃんだったと思うが。
「お前、テンション低いなぁー、修学旅行の2日目の朝か!」
これなんかは「あるある」のいい例だと思う。修学旅行は大体の人が経験しているものだし、1日目に夜更かしして騒いで、2日目の朝、みんな死んだように眠そうな顔をしている・・・というような光景さえも浮かんでくる。これは万人が分かることで、しかも「テンションが低い」と言ってもどのくらい低いのか、どんなふうに低いのか、いろいろと細かい差はあるが、それをドンピシャで例えていることで笑いになっているんだろうと思う。島田紳助は他の人のお笑いを研究して、セオリーを考え出したと言っていたが確かにそいういうものは存在すると思う。
ものまねだってそうだ。いまだにゴールデンタイムでスペシャルをやったりするが、「似てる」というのも「あるある」の1つであろう。
この「あるある」は教える事においても重要だと僕は思う。例えば、英語が話せる人はネイティブを含めて、世の中に無数にいるだろう。ただし、自分でわかることとそれを誰かに教えて理解してもらえることは違う。例えば、ネイティブスピーカーに「なんで今の僕の文は間違いなんですか?」と聞いても「それは不自然だからさ」としか説明されなかったりする。これでは、「あーわかった!」という「あるある」的満足感や理解は得られない。
相手に理解してもらえるためには、相手にもわかるような、理想的に言えば、万人が理解できるような例えをするべきなのである。これが実は教える事の極意なのではないかとも思うことがある。教科書に載っている言葉はひどく学問的で、頭でっかちの人が考えた言葉であるため、説明もちんぷんかんぷんである。特に英語の教科書はひどい。「不定詞の名詞的用法」。ひどい、政治家の説明よりもあいまいでわからなすぎる。こんなの理解しろったって無理である。
例えば英語の文でShe is a beautifully personというと間違いであるが、これが何が間違いか、ということを聞かれて「あーこれは不自然だから。beautifulを使うって決まっているんだよ」では、理解度はゼロに近いだろう。「beautifulもbeautifullyもほとんど違わないのになんで不自然なの?」とでも聞かれることだろう。
「beautifullyは副詞でbeautifulは形容詞で、この場合はpersonという名詞を説明するのは形容詞だからbeautifulなんだよ」という説明は、形容詞、副詞、名詞という用語をきっちりと理解している人には有効である。知っていれば「あーなるほど」という「あるある」感を味わってもらえる。
そうでもない場合は、もっとわかりやすい例で教えるほうがいい。例えば、
「日本語で考えてみると、例えば、これは美しく花です、はかなりおかしく聞こえるでしょ?正しくは、これは美しい花です、で美しいと美しくでは一文字しか違わないけど、ネイティブが聞くとこれだけおかしい感じになるんだよ。後ろにどんな言葉が来るかによって、日本語でも「美しく」とか「美しい」とか語尾を変えるけど、それは英語でも同じなんだ」
というぐらいの説明をするべきだろう。
この言い換え、例えは、もちろんその人によって一番わかりやすいものでなければいけない。その人の趣味とか好きな物の世界で例えたりしてもわかりやすいものである。そのためにはいろいろな世界のことを知っておいた方がいいだろうし、なかなか教えるということは奥が深い。教科書を読むのは教えることではないし、自分が完璧に理解していることより、それを伝える術を持つことのほうが教えるときには重要なわけである。もし、自分のお子さんに勉強を教えているというお父さん、お母さんがいたら、何かに例えて教えてあげてみることをおすすめする。それも子供さんの好きな世界の例えで。そうすると子供さんとの距離も近づくし、子供の世界を理解することで若々しくいられるし、いいことばかりだと思う。
これからもよりよい教え方を目指して頑張っていこうと決意を新たにするとともに僕はトータルテンボスとキングオブコメディが好き、という余談で今回は閉店ガラガラにすることにする。
Labels: MASAKI
Wednesday, September 05, 2007
ワーキングホリデー
今日はワーキングホリデー、いわゆるワーホリについて書いてみようと思う。
ワーキングホリデービザというのは1年有効なビザで、30歳までの人々を対象に発給されるビザである。いろいろと制約があって、基本的には勉強ではなく仕事をしに行くという位置付けなので学校に行ける期間というのも決まっているし、働くときも同じところで3ヶ月以上働けない、とかそんなルールがある。
とりあえず海外へ、という人がこのワーキングホリデーのビザをとって行くケースがけっこう多い。30歳までなら、というタイムリミットも心理的に人をひきつけるのかもしれない。
しかしこのワーキングホリデーというのは難しい。「ホリデー」というとおり、休暇目的で行く場合は問題ないのだが、もし英語をモノにして、そのうえ現地で働いて生活費を稼ごうという青写真を描いていくと、大体の場合が失敗してしまう。
まず、最初に3ヶ月とか英語学校に行く人がほとんどだが、3ヶ月で英語はモノにはならない。そして、英語がろくに話せない人が仕事を探そうとしても結局日本食レストランしかなくなってしまう。そうすると海外へ来たはいいけれど、なぜか日本よりも安い時給で日本語を話す、日本にいるのと変わらないただのバイトをしている、という状況に陥る。もちろん、これでは英語はモノにならない。人によっては今までやっていたフルタイムの仕事を辞めて海外へ行く人も多いだろう。ただ、日本に帰ってキャリアアップを目指そうと思ってもただ1つ歳を取っただけで、どちらかというと、さらに仕事を得るのが厳しくなるだけである。
ホリデー目的なら、もちろん問題ない。ただ、英語を身につけて日本でキャリアアップを目指すというのはかなり難しいことなのである。海外へ行く前にやっていた仕事よりいい仕事につけるかというとかなり疑わしい。日本では新卒と中途では就職の難しさが断然違う。
もしホリデーではなく、きっちりと英語を勉強したいという人ならば僕は普通に学生ビザを勧める。短い期間で英語を伸ばそうと思えば、とにかく英語漬けに追い込むのが一番である。ただし、ただ英語漬けにしたところで最良の伸びは実現できない。日本で、しかるべき文法、語彙の基礎力をつけてからあっちではひたすらそれを実践で使って身に付けていく、これが一番の方法である。海外に行ったらとりあえず英語が身につくか、というとそうではない。何年いても基礎ができていない人はまったく伸びない。ワーホリで行くにしても日本でみっちりと基礎をやって、あっちできっちりと英語を使う仕事ができるぐらいの英語力を身に付けておけば、成功すると思う。
ワーキングホリデービザというのは1年有効なビザで、30歳までの人々を対象に発給されるビザである。いろいろと制約があって、基本的には勉強ではなく仕事をしに行くという位置付けなので学校に行ける期間というのも決まっているし、働くときも同じところで3ヶ月以上働けない、とかそんなルールがある。
とりあえず海外へ、という人がこのワーキングホリデーのビザをとって行くケースがけっこう多い。30歳までなら、というタイムリミットも心理的に人をひきつけるのかもしれない。
しかしこのワーキングホリデーというのは難しい。「ホリデー」というとおり、休暇目的で行く場合は問題ないのだが、もし英語をモノにして、そのうえ現地で働いて生活費を稼ごうという青写真を描いていくと、大体の場合が失敗してしまう。
まず、最初に3ヶ月とか英語学校に行く人がほとんどだが、3ヶ月で英語はモノにはならない。そして、英語がろくに話せない人が仕事を探そうとしても結局日本食レストランしかなくなってしまう。そうすると海外へ来たはいいけれど、なぜか日本よりも安い時給で日本語を話す、日本にいるのと変わらないただのバイトをしている、という状況に陥る。もちろん、これでは英語はモノにならない。人によっては今までやっていたフルタイムの仕事を辞めて海外へ行く人も多いだろう。ただ、日本に帰ってキャリアアップを目指そうと思ってもただ1つ歳を取っただけで、どちらかというと、さらに仕事を得るのが厳しくなるだけである。
ホリデー目的なら、もちろん問題ない。ただ、英語を身につけて日本でキャリアアップを目指すというのはかなり難しいことなのである。海外へ行く前にやっていた仕事よりいい仕事につけるかというとかなり疑わしい。日本では新卒と中途では就職の難しさが断然違う。
もしホリデーではなく、きっちりと英語を勉強したいという人ならば僕は普通に学生ビザを勧める。短い期間で英語を伸ばそうと思えば、とにかく英語漬けに追い込むのが一番である。ただし、ただ英語漬けにしたところで最良の伸びは実現できない。日本で、しかるべき文法、語彙の基礎力をつけてからあっちではひたすらそれを実践で使って身に付けていく、これが一番の方法である。海外に行ったらとりあえず英語が身につくか、というとそうではない。何年いても基礎ができていない人はまったく伸びない。ワーホリで行くにしても日本でみっちりと基礎をやって、あっちできっちりと英語を使う仕事ができるぐらいの英語力を身に付けておけば、成功すると思う。