Friday, August 14, 2009

 

新しい単語の覚え方

当校では、語彙と文法が英語力の基礎であるというスタンスの授業を行っているわけだが、それでは単語はどのように覚えるといいのか、と生徒の方から質問を受けることがよくある。

前にこちらのコラムで、その単語の覚え方について書いた。基本的に何かを覚える場合にはそれを思い出す手がかり=連想とともに、人は脳に記憶するものである。これは心理学の教科書に書いてあったのだが。つまりその手がかりが多ければ多いほど、その単語を思い出しやすくなる。なので、和訳だけではなく、同義語とか自分のイメージとかそういったものも一緒に覚えると思い出しやすくなるという内容だった。

また、もうひとつ大事なことは、完全に覚えるまで徹底的に見直すことである。日本ではテストが終われば単語は忘れてもいいというテストが多すぎるために、短期間にがっと覚えてテストが終わったら忘れるという勉強法が主流になってしまっている。もちろん、これでは使えるようにはならない。

まとめると気をつけるべきは2点。覚えるときにはなるべく多くの手がかりとともに覚える事。そして、それを定期的に見直すこと。それに伴って、単語ノートはなるべくきれいにして見直すのが苦にならないようにしておくこと。

そして、もうひとつ個人的なことを思い出した。僕は大学時代に心理学を勉強していて、これはもう覚える事が非常に多いのだが、すごくうまく機能した勉強法があった。当時僕もどのようにいろいろな用語を覚えていくべきかと悩んでいた。普通はテキストに蛍光ペンを引いたりするが、これがあまり機能しないことはすでにわかっていて、そこで僕がやったことは自分で問題集を作ることだった。たとえば「○○効果」というような用語があったら、これを誰かに出題するつもりで問題を作る。「○○効果というのは、どんな効果か?また日常生活でこの効果が見られる例をあげよ」という感じで。それに対する解答も自分で作る。問題もいつも同じタイプの問題を作るのではなく、この用語ならこういう問題がいいだろう、と出題者の気持ちで作ってみる。記述問題、間違い探し問題、ケーススタディ・・・

問題を作る時点でその用語についての最も大事なことを知っておかないとまず問題が作れない。そこでテキストを読んでこの用語について深く知ろうとする。そして解答もしっかりと作らないといけないので、「例をあげよ」という問題の答えも自分で考えなければいけない。

こうして、問題を作るうちにおのずとその用語についての理解が深まっていく。見直すときにもクイズ感覚で見直せるので、苦にならない。もし、友達同士で問題を作りあってお互い交換して答えたら、これはかなり効果的に覚えられるのではないかと思う。まずはこの方法で自ら新しい単語を覚える実験をしてみるので、その効果のほどをまた報告したい。

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