大田区蒲田にある文法・語彙の強化が中心の英語学校です

僕が英語講師になったきっかけは、割と単純なもので、毎日英語を使う仕事をしたかったからです。

大学を出て帰国した後、仕事を探しながら、新聞社でアルバイトをしていたのですが、英語を使う機会がまったくないことに焦りを感じていました。外資系などの仕事をイメージしていたのですが、それでも英語を毎日使うことが保証されているような仕事はあまりなく、英語講師なら毎日使うし、同僚も外国人だから、という理由で英語講師になったのです。

毎日英語を使いたかったのは、別に英語が好きだからではありません。自分が苦労して身につけた能力を失うのが怖かったのです。

それでも、この仕事を始めてみると自分が英語講師に向いていることがわかってきました。

まず、第一に僕は帰国子女でもなく、英語が好きなわけでもありません。中学、高校と英語は嫌いで、成績はいつも5段階で2か3。能力として、英語が必要と思ったので留学しましたが、海外志向があったわけではありません。実際、海外に行ったのは留学した時が初めてです。いわば「仕方なく」英語を勉強してきたわけです。

これは、今英語を勉強している多くの社会人の方と同じです。英語が好きなわけじゃないけど会社に言われて仕方なく、とか業務で英語を使うので仕方なく、という方が多いですが、僕にはその気持ちがよくわかるのです。じゃあ、英語が嫌いなりに何とか最短距離で英語をマスターしていきましょう、というスタンスで僕は英語を教えています。その最短距離が文法と語彙であるというのは、誰かに言われたわけではなく、自分の学習や教授経験から導き出した答えです。

英語の勉強が大好きな人は、もしかすると英語講師には向いていないのかもしれません。生徒の方に対して学習法をアドバイスするときに「私は学生時代、放課後に毎日4時間図書館で勉強してました。あなたも仕事後に同じように勉強してみたら?」とか「私は単語の本を毎日2時間やって丸暗記しました。やってごらん」と言われても、「いやいや、そんなに英語が好きならそもそも学校に通わないから!」となってしまうと思います。

講師は英語のプロというよりは、英語学習法のプロであるべきだと思います。

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